Feature
日本大好きシンガーダイアナさんが南魚沼で豊かな食文化を体感!

気づいていますか?身近な「ごちそう」
新潟の食文化
アメリカ女子が南魚沼でその魅力に迫る!

新潟には、地域ごとに気候や風土、歴史等に根差した豊かな食文化があります。けれど、そうした魅力に地元の人は気づきにくいもの。今回は、アメリカ生まれのダイアナさんが、雪国の食文化を今に伝える南魚沼で、作って、食べて「食」を体験。暮らす人には当たり前、普通の毎日の食事が、実は、昔からの知恵や工夫、そして大地の恵みがぎっしり詰まった、自慢すべき「特別なごちそう」だったのです。

ダイアナ・ガーネットさん

アメリカ合衆国ワシントンD.C.出身。2013年日本で歌手デビュー。日本のアニメや囲碁が好き。「日本食も大好き!」

「南魚沼には雪国ならではの食材や料理がたくさんあるんですよ」と阿部さん。「楽しみ!」とダイアナさん。

たっぷりのきのこと野菜を炒めて作る「けんちん汁」は冬の定番料理。油の効果で冷めにくく、食べると体が芯から温まる。

ぜんまいと車麩、身欠きにしん、野菜をそれぞれ炊いて盛り合わせた「ぜんまいの煮物」は、祝い事や正月のごちそう。

山菜はそれぞれで下処理や保存方法が違うので「採集時期の春は大忙し」と阿部さん。青みのある「わらび漬」は彩りとして貴重。

南魚沼市で今も息づく雪国の食文化を体験する

農業が進歩し、冷凍やチルドなどの加工技術や流通も発達した現代と異なり、昔は安定して食糧を手に入れるのは大変なことでした。特に、農作物の育たない冬期間に食材を確保するのは大きな課題。新潟の中でも豪雪地帯である魚沼エリアでは、長く厳しい冬を過ごす中で雪と共存する食文化が育まれ、今に伝わっています。そんな雪国の食文化を、南魚沼市にある体験交流施設「上田の郷」の阿部 春子(あべ はるこ)さんに教えてもらいました。

長い冬のための保存食 雪国の知恵が詰まっている

長く厳しい冬の間、食材を確保するために雪国では保存食が発達しました。南魚沼の2mの雪の下で育つ山菜は、雪解けを待って採集し、あくを抜いて、天日干しや塩漬けに。切り干し大根やきくらげは、天日干しにすることで水分が減り、うまみや栄養が凝縮されるので、保存食にすると一石二鳥。「とても大変なつくり方ですね、野菜への愛を感じます」とダイアナさん。保存食には雪国に生きた先人たちの知恵が詰まっています。

愛情と手間をかけて作る栄養バランス抜群のごはん

豊かな大地と清らかな水、昼夜の寒暖差によって生まれた南魚沼の食材を使用。阿部さんいわく「昔から伝わる、普通のおかず」は、懐かしく優しい味わいで、栄養の観点からみてもお手本のような食事です。食物繊維やミネラルを含む山菜や野菜、たんぱく質豊富な車麩を時間と手間をかけて調理。つやつやの南魚沼産コシヒカリとのおいしさの相乗効果に、「山盛りご飯をお代わり! ヘルシーだからいっぱい食べてもOK!」とダイアナさん。

南魚沼に伝わる〈今・昔〉郷土の食づくりを体験

目の前の田んぼで育てたコシヒカリを、もみ殻を使って炊き上げる「ぬか釜炊き」と、保存食を使って作る、滋味豊かな「からしなます」。
南魚沼ではおなじみの、けれども、他の地域では味わえない貴重な昔と今の味を体験します。

ぬか釜
もみ殻の一気に燃え上がる強い火力が米の甘さを引き出す、米どころならではの炊飯方法。

1燃料は精米時に出るもみ殻。「こっちでは『ぬか』と呼びます」と阿部さんが説明。

2「燃料のぬかは、灰になったら肥料として使うんですよ」「エコな炊き方ですね」

3約10分で沸きあがり、5分間沸騰状態をキープし、その後は自然に火が消える。

4「光ってる、きれい! 小さな穴が開いてます、何?」「カニの穴といって、おいしい証し」

からしなます
仏事や祭りなど人が集まるときに欠かせない郷土料理。

1まず、炒ったゴマをペースト状になるまでする。「香ばしいにおいがしてきました」「油が出てきてツヤツヤするまで頑張って」

2味付けは、砂糖・塩・醤油・酢、そして溶きがらしをたっぷり。混ぜると「ワオ、香りがスパイシーになりましたよ~」

3「こんなにたくさんの材料が入るの?」煮て下味をつけたきくらげ・しいたけ・切り干し大根・油揚げ、キュウリを加えて完成。

アメリカと違って日本は地域によって食文化が違うのが新鮮。一つの食材を「トランスフォーム」していろいろな料理にしていくところも日本らしいと、日米の食文化を分析。

魅力ぎっしり 新潟の食文化
それぞれの地域のそれぞれの食文化を味わってみよう

魚沼エリア以外にも、新潟県にはまだまだおいしい食体験ができる場所があります。食を通じて地域を知る「日本海美食旅(ガストロノミー)」へ出かけませんか。

村上・新発田エリア

かつて城下町として栄え、城や武家屋敷など古い町並みが残るエリア。「イヨボヤ(鮭)の町」村上には、100種を超える鮭料理が伝わる。

新潟・阿賀エリア

北前船の主要寄港地で、幕末の開港五港に選ばれた新潟。古町は新橋、祇園と並ぶ花街としてにぎわい、料亭文化が今も息づく。

弥彦・三条エリア

野菜や果樹栽培に適しているエリア。金属加工が盛んで社長の数も多く、現代の旦那衆となって若手料理人を支えている。

佐渡エリア

能舞台などの公家文化、江戸時代には日本最大の金銀山としてのにぎわいと、独自の文化を今に伝える佐渡。新鮮な魚介類も豊富。

長岡・柏崎エリア

北前船や三国・北国街道による人々の往来があったことから「越後の食い倒れ」と呼ばれた。摂田屋地区には日本酒等の蔵元も多数。

妙高・上越エリア

歴史・文化が香る上越地域。戦の際に笹に飯を盛ったことが起源とされる笹寿司など、謙信公の時代からの流れをくむ食文化が残る。

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【お問い合わせ】新潟県観光協会
TEL:025-283-1188

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