地域振興局からのお知らせ
佐渡地域版

佐渡を代表するくだもの「おけさ柿」その産地を守る取り組み

新潟県のくだものの中で最も生産量が多く、全国的に知られる「おけさ柿」の季節がやってきました。
佐渡地域は、新潟県内の約70%の販売額を占める「おけさ柿」の大産地です。中でも南佐渡地区は、早くから「おけさ柿」の栽培が始められ、佐渡の宝物として県を代表する産地となっています。今回は、佐渡の「おけさ柿」産地の取り組みを紹介します。

羽茂果実協会会長の渡辺茂幸さんにお話を伺いました。

渡辺茂幸さん(農事組合法人羽茂果実協会会長)

羽茂地区は、おけさ柿の栽培が始まって約90年の歴史があり、柿の栽培は地域の基幹産業となっています。
羽茂おけさ柿選果場には、小木、羽茂、赤泊、松ヶ崎地区で栽培されるおけさ柿が出荷され”まるは”おけさ柿のブランド名で、県内や東京、北海道、大阪などで販売され、高評価を得ています。
これは、長い栽培の歴史の中で、高い技術が培われてきたことや、全国的にも珍しい取り組みである、年に3回すべての園地の栽培状況を調査する、といった丁寧な生産管理の賜物であると考えています。
全国に発信できる”まるは”おけさ柿のブランドを守っていくため、改植などにより園地の若返りを図り、高品質の柿で収益を確保する栽培を目指しています。
そんな中、近年は生産者の高齢化などにより、生産者や栽培面積、出荷量の減少がみられます。
そのため、産地の紹介動画や新規就農者向けポスターなどにより、就農促進イベント等でのPRを行い、地域が一体となって担い手の確保に取り組むことで、産地の維持拡大を目指していきます
皆様、羽茂で暮らして柿を栽培してみませんか?

園地での技術指導の様子

収穫を待つおけさ柿

平成27年に新規就農した、平山農園の平山貴之さん、実里さん御夫妻にお話を伺いました。

平山貴之さん、実里さん御夫妻

オーストラリアでの農業体験をきっかけに、農業をやりたいと思うようになり、妻の出身地である佐渡での就農について情報収集し、神戸から移住し、羽茂農業振興公社で2年間柿の栽培の研修を受けたのち就農しました。柿の栽培は、公社をはじめ地域に生産者が多く、日常的に様々なことが学べる環境で、とてもありがたいです。
また、公社には希望者が使用できる研修者用の住宅があり、短期から長期まで、気軽に農業体験や研修ができる優位性があると思います。
栽培した柿は、あんぽ柿に加工して出荷しています。品質が良い状態で、適期に加工できるよう、栽培にも気を使っています。
さらに、ブルーベリーの栽培にも取り組んでいて、ジャムやコンポート、ドライフルーツなど加工品の製造・販売もしています。
今後は、原材料をすべて自家生産物で揃えた加工品などにも取り組んでいきたいです。
何事も、まずは「現地で体験してみる」ことが重要だと思います。自分のやりたいことが見つかったら、現地で体験してみてください。佐渡は、自分のやりたいことが何でもできる環境に恵まれていると感じています。

あんぽ柿

加工品(ドライフルーツ)

おけさ柿産地維持拡大に向けた取り組み

佐渡市の農業産出額96.1億円のうち、果実は15億円、15.6%を占め、米(68.4億円)に次ぐ額となっています(※1)。おけさ柿については、果樹全体の栽培面積の約9割を占めており、地域の基幹作目となっています(※2)。
しかしながら、近年は高齢化等により生産者・面積・生産量は減少傾向にあり、産地の維持対策が大きな課題となっています。
担い手と生産量の確保に向けて、栽培面では、老木の改植と併せて、省力化・多収化を目指してのジョイント栽培の取り組みが、JA佐渡管内で始まっています。また、受け手の無い園地の継承や、羽茂農業振興公社での農業体験・研修、農家の求人・求職の斡旋、首都圏からの産地見学ツアーの開催など、島内外への情報発信や支援を行っています。

(※1)平成29年市町村別農業産出額(推計)より
(※2)JA生産登録農家栽培面積より

産地見学ツアーでの収穫体験の様子

番外編 こんなおけさ柿の楽しみ方もあります。ご賞味ください!

渋を抜いた柿をそのまま凍らせ削って食べる新食感!!

干し柿を餅につき込んだ柿餅
(のし餅・おかき)

干し柿をラム酒に漬け込む。そのままでも、お菓子の具材にも。

【問い合わせ】佐渡地域振興局農林水産振興部
TEL:0259-63-3185

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