地域振興局からのお知らせ
柏崎地域版

登録有形文化財に登録されました!
日本初の地すべり対策用井戸 栃ヶ原地すべり集水井(しゅうすいせい)

柏崎市高柳町栃ヶ原地区にある地すべり対策用井戸3基が、令和元年12月5日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。このうち昭和30年につくられた栃ヶ原地すべり第1号集水井は、全国に6千基以上ある集水井の基本となった日本初の施設です。
登録有形文化財に登録された集水井とはどんな施設なのか?その役割や歴史を紹介します。

栃ヶ原地すべり第1号集水井

集水井ってなに?(地すべりが起きるしくみと集水井のはたらき)

地すべりが起きるしくみ

雨が降ったり雪が解けると、水を通しにくい層の上に地下水が溜まり地下水位が上昇します。地下水位が上昇すると地面は浮力の影響を受けて不安定になり、重力などの力で動き始めます。これが地すべりが起こるしくみです。

集水井のはたらき

地すべりの原因となる地下水を取りのぞくための施設が集水井(しゅうすいせい)です。
地下水が溜まりやすい場所に井戸をつくり、地中に差し込んだパイプから周辺の地下水を集めて排除します。地下水位の上昇 を抑えることができ、地すべり防止に対して大きな効果が認められています。

日本初の第1号集水井 建設当時の様子

写真提供:坂井俊介氏

栃ヶ原の多くの住民の皆さんが、集水井の建設工事に従事しました。

地元の桶職人が木の枠をつくり、その中にコンクリートを流し込み、円筒型のコンクリート筒を作りました。

井戸の中で土を掘る作業は、大変な重労働でした。

当時を知る人にインタビュー!

県立こども自然王国
館長 中村和成さん
(栃ヶ原地区出身)

ゆっくりと不規則に動く地すべりが続いていたため、移転した家も多くありました。建設当時は、井戸を地中に沈める作業に苦労していたようで、井戸の上に石をのせて重りにして沈めていました。
先人の苦労と努力により完成した集水井が文化財として認められて大変うれしく、多くの人に栃ヶ原の集水井のことを知ってもらいたいです。

登録有形文化財に登録された集水井

栃ヶ原地区には12基の集水井があり、地域を地すべりから守っています。
そのうちの3基が建設から50年が経過し、全国にある集水井の基本となっていることや歴史的景観に寄与している観点から、登録有形文化財に登録されました。

「栃ヶ原地すべり集水井」について、高柳小学校で特別授業を開催しました。

栃ヶ原地すべり集水井について詳しく知りたい方は、下記にお問い合わせください。
【問い合わせ】柏崎地域振興局 地域整備部 計画調整課
TEL:0257-21-6321
FAX:0257-24-0346

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