地域振興局からのお知らせ
佐渡地域版

佐渡の棚田を紹介します

佐渡では、金銀山の発展に伴い増加した人口の食糧を賄うため、海沿いから山間部に至るまで新田開発が進み、棚田が多数形成されました。これら棚田は、平野部に比べると狭小で畦が高く、農作業に多くの人手を要することから、耕作放棄されることも少なくありません。しかし、棚田は洪水や土砂崩れを防ぎ、美しい景観をつくるといった役割が見直され、世界農業遺産(GIAHS)の重要な構成要素としても評価されています。佐渡の棚田とその地域での支援の取組について一部を紹介します。

小倉地域(小倉千枚田)の紹介

小倉地域には、「小倉千枚田」と呼ばれる棚田が、かつては約5.5haありましたが、昭和50年代には、減反政策等により約1haまで減少しました。
この棚田を復活させたいとの思いから、地元有志が平成19年に協議会を立ち上げ、現在は「小倉千枚田管理組合」が主体となり耕作放棄地の約1.5haを再整備して「棚田オーナー制度」を活用し、維持・保全活動を行っています。
オーナー棚田では企業や個人が63枚の棚田を借り受け、田植え等の農作業や地域との交流イベントに参加し、この美しい景観を満喫しながら棚田保全の一翼を担っています。

小倉千枚田

地域との交流イベント

管理組合副組合長 佐々木 賢一さんに聞いた小倉千枚田にかける思い

埼玉県在住ですが、祖父の家が畑野にあり組合の活動に関わって5年になります。ここの棚田は、上にあるため池から、千枚田に水を供給する江戸の昔から続くシステムがすばらしいです。季節ごとに変化する景観は本当に美しく感動します。農作業では地元ボランティアの方々のご指導も頂き、また田植え、稲刈りのときの棚田オーナー交流会では、郷土料理や伝統芸能も楽しめます。棚田は、次世代に引き継がれていくべき佐渡の宝だと思います。

田植えを指導する管理組合

岩首地域(岩首昇竜棚田)の紹介

岩首棚田は、約400年前から続く大小様々な水田が大きくうねりながら連なり、その姿が天に昇る竜の軌跡を思わせることから、近年は「岩首昇竜棚田」の愛称で親しまれています。
豊かな自然や弥彦山やビッグスワンも展望できる美しい景観に惹かれ、大学や企業などの多くの方々が田植えや稲刈り等の農作業に参加し、棚田で採れたお米を食べ、ファンになりました。
今では、島外のレストランでも岩首の棚田米を使っていただいています。

岩首昇竜棚田

農業体験

地元農業者 大石惣一郞さんに聞いた岩首昇竜棚田での活動

数百年の歴史を経て築き上げた棚田の景観を、自分の代で終わりにできないと思い、島外の大学や企業を受け入れて活動しています。耕作地としては厳しい労働環境だけれども、都会の人には癒しの環境だというところに光明を見ています。
海外のツアー会社も岩首の棚田に関心を示しています。また岩首の米を購入してくれているアウトドアメーカーの(株)スノーピークは、佐渡棚田協議会と連携した岩首昇竜棚田での農業体験などの取組が評価され、先月「クールジャパン・マッチングアワード2019」を受賞しました。若い人に新しい発想で棚田を引き継いでもらいたいと思っています。

大石惣一郞さん

棚田の魅力を動画でお届け!

佐渡地域振興局では棚田米の付加価値向上はもちろん観光等交流人口の拡大を図るため、平成30年度より4地区の棚田の動画を作成し、魅力を情報発信しています。

1.達者棚田

海岸段丘の棚田から、美しい尖閣湾を一望できる達者地域。
棚田米は「お達者米」とも呼ばれています。

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2.猿八棚田

猿八地域は、佐渡の秘境とも呼ばれる山間の里山です。
澄んだ沢水を利用し、稲作を続けています。

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3.小倉千枚田

動画を見る

4.岩首昇竜棚田

動画を見る

佐渡の棚田カード配布中!

新潟県では、棚田の魅力を多くの方に知っていただくため、「にいがた棚田カード」を発行しています。
佐渡島内では3カ所のものを発行しており、下記の配布場所で入手することができます。

配布場所

小倉千枚田

岩首昇竜棚田

月布施棚田

【問い合わせ】佐渡地域振興局 農林水産振興部(農地)
TEL:0259-22-3101

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