地域振興局からのお知らせ
魚沼地域版

人も自然も守る
破間川(あぶるまがわ)ダム・広神(ひろかみ)ダム

破間川流域では昭和36年(1961年)、39年(1964年)と大きな洪水被害が発生し、特に昭和39年7月の梅雨前線による豪雨では、旧広神村及び旧守門村の川沿いを中心に167haが浸水し、家屋198戸が被災しました。このため、新潟県では抜本的な治水対策として、河川改修工事を行うとともに洪水を調節するためのダム建設に着手し、破間川ダムは昭和61年、広神ダムは平成23年に完成しました。
この2つのダムは梅雨から台風時期にかけての洪水をため込み地域を守るとともに、年間を通じた発電による電力供給や秋の紅葉、春先に発生する「雪流れ」など観光資源としても注目されています。
そこで今回は、新潟県が管理する魚沼地域にある破間川ダム・広神ダムの役割やみどころについてご紹介します。

広神ダム(平成23年完成)

位置図

破間川ダム(昭和61年完成)

1. 洪水から地域を守る(洪水調節)

ダムは洪水が堤防から氾濫しないように一時的に貯水池にため込み、下流に安全な流量だけ放流することで下流地域を洪水から守ります。
これをダムによる洪水調節と呼びます。
破間川ダム、広神ダムはそれぞれの破間川流域、和田川流域に70年に1度の大雨が降ったときでも、洪水をため込んで下流部の被害を防止します。
※特集で「新潟県河川防災情報システム」を紹介しています。

2. 下流にうるおいをもたらす(利水補給)

破間川や和田川にはウグイ、カジカ、コイ等の魚類が生息し、また、川の水は沿川の耕地の水源として利用されています。
ダムがないと渇水など長い期間、雨が降らなかったときに田畑や河川環境を守るために必要な水が不足する事態が生じてしまいます。このため、ダムでは魚類の保護や流水の清潔保持等の河川維持、及びかんがい用水の安定供給に必要な流量を放流しています。

3. 環境に優しい発電

破間川ダム・広神ダムともダムによってできた水位差を利用した水力発電を行っています。水の落ちるエネルギーを利用して水車を回転させ、その回転を発電機に伝え、電気を作っています。
2019年度の年間発電量は、破間川ダムで約2,760万kWh(約9,200世帯の1年分の電力量)、広神ダムでは約800万kWh(約2,700世帯の1年分の電力量)となっています。
温室効果ガスを排出しない自然エネルギーを利用していること、水資源として再生可能なエネルギーであることなど、地球に優しい発電を行っています。

水力発電のしくみ(電気事業連合会HPより)

4. 観光資源として

破間川ダムでは、3月中旬から4月下旬にかけて雪解け水が大量に流入します。これを見込んで、発電所では多くの発電を行いダム湖の水位を下げます。そこに雪解け水が一気に流入すると湖面の雪が解けるより早く水位が上がるため、ダム湖に積もっている固い雪の塊が浮かび上がり、まるで流氷が漂っているように見える「雪流れ」と呼ばれる現象が見られます。
少雪の年など見られないときもありますが、短い期間の幻想的な風景を是非ご覧ください。
ダム周辺の積雪がなくなる5月の連休頃には、ダム直下から滝のようなダイナミックな越流を見ることができます。下流では美しいエメラルド色の川となって流れる景色もみどころです。

「雪流れ」の状況

破間川ダム・広神ダムともにダムカードの配布やダム施設の見学会等のイベントを行っています。

ダム見学会の様子

※ダム見学は事前申込が必要です。詳細は魚沼地域整備部ホームページをご確認ください。

【問い合わせ】魚沼地域振興局地域整備部 治水課
TEL:025-792-5895

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